“●Winny事件の弁護団長・桂充弘弁護士の追悼文 「Winnyの作者、金子勇さんが、42歳の若さで亡くなられた。慙愧に堪えない。 金子さんは、欲得とは無縁の、正に天才プログラマーでした。恥ずかしそうな伏し目がちの笑顔が印象的でした。 構成要件の曖昧な「幇助」での逮捕・起訴は、金子さんだけでなく、プログラマー全体に与えた萎縮効果が大きく、日本のプログラム開発は大きく出遅れてしまいました。日本の産業政策上も大きな汚点です。同様のシステムを利用しているSkypeなどの隆盛を見ても、金子さんの不当逮捕・不当起訴が大きな誤りだった事は、無罪判決を持ち出すまでもなく明らかです。 人生の中でもっとも技術者として充実していたはずの7年間、刑事裁判という後ろ向きの活動を強いられ、そしてその肉体までも蝕ばまれてしまった。捜査機関の責任は重大です。司法に係る者の一員として、捜査機関の「おごり」「誤り」を許すことができません。 失われた7年間を取り戻すべく本格的な活動を再開されたはずなのに、最高裁での無罪確定から僅か1年半で帰らぬ人となってしまった金子さん。金子さんの無念を忘れてはなりません。 Winny事件を、そして金子さんを忘れ去らせることなく、司法に係る全ての人が刑事司法を見直し、技術者の活躍できる国に変わることを心より願うものです。 弁護士 桂充弘」”
- 「金子勇さんの無念を忘れてはならない」 Winny事件・桂充弘弁護団長の追悼文 (弁護士ドットコム) - Yahoo!ニュース (via mitaimon)
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