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- 変化するリーダーの資質:あの日、Twitterのくじらが出なかったもう1つの理由 - @IT (via katoyuu)
2011年3月11日。Twitterは唯一の通信手段と言っても過言ではなかった。いつものくじらの絵が出ても、決しておかしくはない状況だった。しかし、Twitterにアクセスできないときに見られるくじらは現れなかった。なぜか。
そこには、これまであまり語られてこなかった理由があった。
その日は、日本時間で週末の金曜日、米国時間では木曜日の夜だった。Twitterのエンジニアは日本で起こった地震のニュースを知り、「もし、土日に大量のアクセスがあり、Twitterにアクセスできなくなったら大変な二次的被害を被る人が出てくるかもしれない」と思ったそうだ。そのとき、段ボールに詰まった未開封のサーバーがコンピュータールームにあることを思い出した。次の週に、これらをセットアップする予定だったのだ。彼は自分自身の判断で、これら全てをラックに入れ、日本向けのサーバー数を3倍に増やした。彼は後にこう語ったという。
「いつもボスから言われていたことがありました。――『会社やボスの命令で体を動かすのではなく、会社や社会のためにどうすればいいかということを判断して体を動かしなさい。あなたがこの会社に勤めている限り、自分自身の判断で行動しなさい』」。
彼のボスは、ボスである自分の判断を待つことなく、組織を作る1人1人に自ら判断するよう呼び掛けていた。他の通信手段がバタバタと落ちていったとき、Twitterだけが生き残っていたことには、こうしたボスの資質が大きく影響していた。
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