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"脚本大国の米国では、作品のクレジットに関しても敏感である。誰がオリジナルのストーリーを書いたのか、誰が最後に書き上げたのかなどが次の「脚本のクレジット例」にあるようにクレジットを見るだけで分かるようにな..."

脚本大国の米国では、作品のクレジットに関しても敏感である。誰がオリジナルのストーリーを書いたのか、誰が最後に書き上げたのかなどが次の「脚本のクレジット例」にあるようにクレジットを見るだけで分かるようになっている。


脚本のクレジット例(『ハリウッド脚本術』参照)


Written by……1人のライターがストーリーと脚本両方を創造した時。すなわち、全体の作品が完全なオリジナルで、最終の撮影台本の形式に他のライターが一切寄与していない


Story by……ライターがストーリー(原作などのないオリジナル)を創造しているが、そのライターが脚本の最終バージョンを書いてはいない


Screen Story by……ライターが、新聞や雑誌の記事のような素材からストーリーを作っているが、その素材を一般的なアイデアや事件としてだけ利用しており、登場人物や出来事、展開はライターのオリジナルである場合。脚本の最終バージョンは書いていない


Screenplay by……ライターが脚本の最終バージョンを書いているが、その脚本は別のライターのオリジナル脚本あるいはオリジナルのストーリーなど、先に存在した素材に基づいている時


 ちなみに、クレジットの最高ランクは何といっても「Written by」だろう。脚本家なら一度は欲しいクレジットだろうが、前述の2011年の劇場アニメの例を見ても分かる通り、至難の業である。



- Business Media 誠:アニメビジネスの今:日本とはまったく違う!? 米国映画のマンガ原作はわずか1%(後編) (1/3)

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